検査機器・機材のご説明
診療の第一歩は適切な診断から始まります。
病気の経過や診療時の状態により、考えられる病気を明確にするために検査は行われます。
当院では以下の検査・手術機器を利用し診断・治療に役立てております。
眼科の診断は微細な変化を観察し測定します。
その為下記の検査機器は例えば骨折の際にレントゲン検査が必要なように、眼科疾患の診断には欠かす事の出来ないものです。
01.Genesis
Genesisは眼瞼、角膜、虹彩、水晶体、硝子体、網膜など可視化できる眼内の構造物を撮影するためのカメラです。眼科の診察をする際にはこのカメラをメインに使用し、記録を残しております。
また使用している機種は蛍光眼底撮影ができるタイプのもので、当院では角膜の微細な傷を撮影する際にこの機能を活用しております。
02.スリットランプ
スリットランプは前眼部を検査する機器です。角膜潰瘍の深さ、ぶどう膜炎による房水の混濁、虹彩の形状、水晶体の変位などを検査します。
観察できるだけでなく記録が保存できるデジタルカメラ掲載の機種を使用しております。
03.眼圧測-TonoVet
眼圧計は高眼圧である緑内障、低眼圧であるぶどう膜炎の診断に必須の検査機器です。
04.クリアービュー
眼底カメラであるクリアービューは同じ眼底カメラのGenesisに比べやや画質は劣りますが、眼底の全体像が把握しやすい画像を得ることができます。両方を使い分けながら眼底の記録を作成しております。
05.隅角鏡
06.手術用顕微鏡
角膜などの眼科手術やハムスターなど小動物の手術の際に利用します。
07.倒像鏡
倒像鏡は網膜の全体を観察することができるためスクリーニング検査で使用し、両眼で観察するため立体的な情報を得る事が出来ます。
08.白内障超音波乳化吸引装置
超音波乳化吸引器は眼内手術の際必須の機会となります。白内障手術の場合、水晶体の中の白く濁った核を砕いて吸引し皮質を取り除いた後に人工のレンズを入れます。
09.網膜電図
網膜電図は網膜の視細胞が光を感じた際発生する微弱な電流を計測し網膜の正常性を確認する検査機器です。白内障手術の術前に網膜が正常に機能しているか確認する検査機器です。特に網膜に異常が発生してから白内障を併発することもしばしばあり、白内障手術を行った場合術後に視覚が確保されるかどうか判断する重要な検査となります。
10.眼底検査器PanOpthic
網膜電図は網膜の視細胞が光を感じた際発生する微弱な電流を計測し網膜の正常性を確認する検査機器です。白内障手術の術前に網膜が正常に機能しているか確認する検査機器です。特に網膜に異常が発生してから白内障を併発することもしばしばあり、白内障手術を行った場合術後に視覚が確保されるかどうか判断する重要な検査となります。
01.吸入麻酔機と人工呼吸器
安全性の高い吸入麻酔と酸素を混合したガスを10秒位の間隔で人工呼吸させる機器です。
02.レーザーメス
レーザー光を組織に当てるとメスの代わりに切開したりイボを取り除く事が出来ます。出血が少ない手術が可能となり、また組織のダメージが少ないため傷跡が少ないのが特徴です。
03.保温マット
マットから温風が吹き出し体を温めます。通常はマットの当たる部分だけ温められますが、温風式は体全体を温風で包むように温めます。人間の手術用の本体(日本で入手)に動物用の布マット(海外より入手)を利用しております。
04.麻酔モニター
麻酔中に動物の循環・呼吸・麻酔濃度を測定し、いち早く異常を捉え麻酔濃度や呼吸調整を行います。
05.ICUケージ
一般の入院ケージと異なり温度・湿度・酸素濃度・換気が細かくコントロールできます。そのおかげで小鳥や病状が重い動物の治療および手術後の状態が安定するまでの入院管理に効果を発揮しています。
06.ソノキュア
ソノキュアは超音波手術器の一種で骨・軟部組織の手術の両方でその安全性を高めてくれます。とりわけ、椎間板ヘルニア・肝臓切除・胆嚢摘出に使用しております。
07.ソノサージ
ソノサージは超音波手術器の一種で血管の処理を迅速に行うことができます。避妊手術・去勢手術はもとより脾臓摘出手術の時間短縮に効果を発揮しております。
08.炭酸ガスレーザー
炭酸ガスレーザーはレーザーメスの一種で手術時の切開の際出血が非常に少なく、組織へのダメージも少ないため術後の傷跡も非常にきれいです。また皮膚の悪性腫瘍以外の小腫瘤は局所麻酔のみで短時間(数分)取り除くことが出来ます。
09.内視鏡
誤食による異物摘出や胃・十二指腸の炎症性疾患の際の粘膜病巣の採取を行います。開腹せずに済むので処置後通常に食事が摂れます。
10.腹腔鏡
お腹にボールペン程度の小さな穴を2-3個開けることで腹腔内の検査・処置を行う手術器具です。当院では主に肝臓病の診断で組織の一部を切除して病理検査を行うために活用しております。開腹手術に比べ動物への負担の少なく行うことができます。
01.血球計算機
赤血球、白血球、血小板数を調べ、炎症・貧血・DICなどの重篤な病状の評価に利用します。
02.生化学検査機
肝機能・腎機能・血糖値などを測定します。
03.血液ガス分析装置
血液ガス分析装置は本来血液中の酸素・二酸化炭素の割合の測定に用いられますが、当院では糖尿病、腎臓病などの際に血液が酸性に傾くアシドーシスなどの測定に活用しております。
04.血液凝固系測定器
01.レントゲン撮影装置
02.デジタルレントゲン画像読み取り装置
撮影したレントゲン写真をデジタル画像に変換する装置です。デジタル画像に変換されたレントゲン写真は診察室にあるパソコンに送られて、皆さまにお見せしております。写真はデジタル化されているので、CD-Rなどに複製してご自宅でご覧になる事が出来ます。
03.超音波エコー
超音波エコーは高解像度の機種を使用し、眼科・循環器科・腹腔内臓器の画像診断に活用しております。
04.壁面パネル
レントゲン写真は壁面に設置したパネルで説明。パネルを利用して手術中の写真や過去の症例の写真などを写し、病気の説明と理解に役立てています。